女性人名辞典

「證陀真玉(とうだまたま)」狩谷棭斎説を踏襲した最新版?最終形のような説です。とってもめどくさくて迷惑な辞典です。

関連リンク、2017年04月21日。Sファイル佐伯有清(さえきありきよ) →Sファイル「竹冠」

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本文に、「託陁(とうだ)真玉」の誤記かと見られているなどと記しながら、「託陁真玉」から引くと「記多真玉」を見ろと書いてある訳のわからん辞典。

まず、「記多真玉」が女性か男性かという問題があります。「記多真玉」が女性であるとしたのは狩谷棭斎説が最古と思われます。

「とうだ」読みですから、狩谷棭斎の説を無批判に継承しています。

「記多真玉」の性別は、普通の日本人が普通に「続日本紀」を読めば明らかです。

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女性は「○○○○女(むすめ)」と記されていることは明らかです。

決定的なのは「置始連」です。「置始連志祁志女」、「置始連首麻呂」とありますから、「置始連志祁志」の「女(むすめ)」ですね。

「記多真玉」が女性なら、「父親名」+「女(むすめ)」と記せばよいはずです。そうしてないということは、「記多真玉」が男性だというこです。

※→「置始連」は通常、「おきそめのつら」と読まれています。「置始」氏について他に調べていますので別に書きます。

不快ですが、衆道という邪推も記しておきます。

狩谷棭斎が「記多真玉」を女としたのには、衆道と解釈した気配がありますが、「記多真玉」を女性とする論拠は上げていません。

これは学問の頽廃でして、「男ならわかるやろう」という意味不明なことを盾にして、

「記多真玉」は女性ではなく男性だという主張を封殺する、神道や国学に蔓延る悪習の歴史なんです。

ああ、わかった、わかった、お前の言う通り、男だ、男性だ、しかし、やってることは女ではないか(性的な意味を含めて)、

こういうことで、神道や国学の批判を封殺してきた悪しき習慣です。

 

女性人名辞典本文から。『託陁は塔陁の一音が転じたもの。塔陁は下総国猨島郡(さしまり)の郷名である。真玉はこの郷名を負う氏であろうか』。

めどくさいから、この一文は調べていません。下総国は茨城県ですね。私の母の姉の夫が茨木市職員でした。故人。私の義理の伯父。

誰が「記多真玉」の項を書いたのかしりませんが、女性人名辞典の著者一覧です。

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同じ出版社のものかどうか忘れましたが、別の女性人名辞典には、「記多真玉が下総国の豪族の嫁に行って、塔陁真玉になった」なんて書いてありました。

→調べる暇があったら調べておきますが、アホらしいと思っているので調べない可能性が高いです(^_^)

 

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